剥がれていく＿＿＿。

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新しいスタートと終わりの始まり

スピードを上げてどんどん剥がれていく今の自分。

もう1秒たりとも前の自分ではいられない。

身体中が響き合っている。

身体中の臓器や筋肉がコミュニケーションを絶えず取っている。

「生きたい」私と

「活かしたい」宇宙。

私と宇宙の力関係は均衡している。

だからこそ摩擦が起こって色とりどりの感情を感じる。

その色が、世界に具現化されて

私と宇宙で創り上げたその最高のアートをただただ楽しんでいる。

「創る」ということに対して必ずゴミが出る。

必ず破壊作業と生成作業が必要になる。

その摩擦として出るのがゴミ。

実はそのゴミこそに1番想いが詰まっている。

完成まで連れていく事ができなかったその部分。

深い悲しみや、上手くいかなかった怒りの結晶。

作品の原型全部を次の完成される世界には連れていけない虚しさ。

摩擦を感じてゴミが出る時、それは痛みになる。

でもその痛みこそが自分が満足いく作品に仕上げるために必要な感覚で

「満足」という感覚を感じるまでに通過し続ける必要がある感覚。

痛みがある時

傷を感じる時

辛さを感じる時は

今自分の満足がいくところまで突き詰めているからこそ。

「自分」という作品を新しく形成する作業を

ちゃんと進められているというサイン。

剥がれていくこと

壊すことは

本当に辛いし

恐ろしいし

悲しいし

虚しいけど

その感情や感覚こそが

「生きる」ということ。